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 - 2013.02.02 Sat

ある日のことお腹が痛くなって、個人病院に行きました。

待合室にいる間、痛みがみぞおちあたりから右下腹部へ移動し、医師(同級生)が触診して
「こりゃ、虫垂炎かもしれん」と言われ
その場で抗生剤の点滴投与をして、とりあえず帰ったところです。
しばらく良かったのだけど、二日後の夕飯時にひどい下痢をして、お腹全体にすごい痛みが出ました。

そこで、隣市にある浜田医療センターへ妻の運転でぶっ飛ばし、緊急搬送!
病院では当直の先生(胃腸内科)に診てもらい、造影剤を入れながらのCTを撮りました。
診断は「急性虫垂炎」で、即入院となったのです。

病床がいっぱいで、個室しか開いてなく、ホテルのような(1泊7,350円)部屋に入りました。
外科の医師が真夜中にかかわらず来られて、説明を受けました。
「感染が虫垂のみならず盲腸にも及んでいて通常手術になるのだが、切開する範囲が広く炎症も激しいので、後の縫合が難しい。今は痛みが治まって、血液の数値では白血球数も少な目なので、抗生剤の投与で様子を見る。」
それで、治まらないようだったらオペをする…ということでした。

オトコマエの僕の奥さんは「いっそのこと、切っちゃえばいいのに」って言うけど
当人としてはホッとしたところです。

お腹にメスを入れらるってイヤですよね。

IMG_1031.jpg

それから24時間点滴チューブにつながれた日々を送りました。
もちろん絶食なので、水分・栄養補給と時間をおいて抗生剤の点滴が行われます。

翌日からは4人部屋に移らせてもらいました。

トイレもシャワーも点滴セットと一緒で、いつも寄り添ってくれる点滴スタンドに愛情が芽生えた入院三日後、担当医から点滴を取りやめて、ご飯を食べましょう、と言われました。
実際、入院後は普通に寝ていれば痛みはありません。
もちろん虫垂あたりを押さえると少し走るけど、それも徐々にうすらいできました。
何よりも、血液の白血球数や炎症をしめす数値が減り、正常値に近づきつつあるのが、医師に自然食の判断をさせたようです。

外科の先生ですが、切ろうとせず、保存療法というか内科的処置に専念してもらったのは感謝しています。
昔は「盲腸」だったら即手術でしたけど、これが現代医療の流れなのかもしれませんね。

IMG_1043.jpg

退院した後の話だけど、行きつけの薬局で薬剤師さんと話をしたときのこと
その人も虫垂炎のオペを受けたのですが、切除・修復の間に1年を置いての2度の手術で結構大変だったようです。
盲腸とか虫垂は食物の繊維質を処理するところで、草食動物の名残りのようなもの。今の人間は雑食なので、取っても支障はないとのこと。しかし、今でも彼はその場所に痛みまではいかないまでも、時々違和感があると言ってました。

機能を持たない臓器なら進化の過程で退化すべきなのに、今でも虫垂や盲腸が残っているということは、何らかの役割を果たしているのかもしれません。わかんないけど・・・

IMG_1029.jpg

入院中はテレビはほとんど見ませんでした。
ホントつまんない番組が多い。よくこんなにつまらなく作れるなあと感心するぐらい。
だから、本ばかり読んでた。
本に飽きたら、音楽やラジオを聴いたり
天井を眺めながら考え事や、同室の患者さんが発するひとり言やしわぶきを聞いてました。

特に向かいのベッドにいた若い患者さんも盲腸炎みたいで、術後の経過がおもわしなく、ずっと「痛い、痛い」と訴えていた。再手術を行うために部屋をかわって行きましたが、彼の舌うちやうめき声を耳にするのは、いたたまれなかったです。

痛み」の問題ってすごい大きいことだなと感じました。
その人が持つ優しさや愛情のみならず、冷静で論理的な思考回路を断ち切り、尊厳と人間性そのものを破壊する力を持ってます。
日本では痛みを訴えても、半分ぐらいは心の問題だとか、根性が足りないとかで片づけられてしまうことが多い。また日本人特有の美意識が働き、本人が痛みに耐えてしまい、早期発見の遅れにつながることもあるのでは。

「痛み」には鎮痛剤…僕は年末の怪我からずっと服用してるけど、それが体調を崩す原因になっているような気がする。解熱効果があるので体温を下げて、白血球の活動を低下させ、結果免疫力を弱める。それが日ごろ胃腸は丈夫なはずの僕に虫垂炎を患わせる一因になったのではないか…と素人なりにベッドでつらつら考えるのでした。

いずれにしろ、ペインクリニックは今後すごく大切になってくると思います。


IMG_1057.jpg

入院して5日目に退院しました。
病院のベッドが(ほとんどお年寄りだけど)満床状態で、僕みたいに点滴もはずれ、寝転がって泰平楽に読書している患者はとっとと出ていくべきです。急患用にも開けておかないと、僕がそうだったように高額な個室に無理やり入るしかなくなります。

浜田医療センターは新しく清潔で、配膳や掃除をされるスタッフの皆さんの心遣いが行き届いていて、とても快適に過ごさせていただきました。

特に看護師さんがキビキビと動き、患者さん本位で接してくれるので、すごく心強かった。

それにしても、大変な職場ですね。
最前線で患者と共に病気と闘うみなさんに、心から敬意をいだきます。


IMG_1054.jpg


● COMMENT ●

おかえりなさい。

いや~、手術なしでよかったね。僕も昨日から痛みと下痢で、もしかしてなんて思ったけど、今日は痛みがないので胃腸炎だったみたい。一安心。手術ー再手術なんてことになったら最悪だもんね。

ただいま

昔は「もうちょう」の手術って言えば、簡単で外科先生の入門編みたいな気がしていたけど、なんか今ごろは様子が違っているみたい。人間が心身ともヤワになって、逆に医療の高度化についていけてないような感じ。まあ、切らんで良かったです。にんにく食べたよ、メチャ旨かった!皿に残ったヒゲ(根)の一本一本を口に含んでも、風味がぱーっと広がる。すごいもの作ってるね。

おいしいよね

フフフ、僕が考えたんじゃないんだけど、おいしいよね。


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